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【2022年】仮想通貨は今後どうなる?見通しや将来性の有無を解説

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仮想通貨を購入するからには、将来その価値が大きく上がることを期待するものですよね。

しかしながら、投資初心者の方の中には「本当に将来価格が上がるのか?」と不安を感じる方もいるかと思います。

この記事では、仮想通貨の今後の見通しや、将来性はどうなのかについて解説していきます。

目次

仮想通貨におけるこれまでの価格推移

まずは、仮想通貨がどのような推移を辿ってきたのかを確認してみましょう。

前提として、仮想通貨における価格推移というのはどの銘柄も似たような値動きを見せる傾向があります。

(これは、多くの仮想通貨がビットコインをベースに作られているためです)

そこで今回は、仮想通貨の代表格となるビットコイン(BTC)を例に取り上げることとします。

下の図は、2022年8月現在までの価格の推移を示したチャートです。

【引用】https://jp.tradingview.com/chart/

2016年時点では「1BTC = 100,000円」程度だったのに対し、近年では最大7,000,000円(約70倍)まで上昇しています。

また、チャートを見ていただければわかる通り、仮想通貨の価格はずっと右肩上がりというわけではありません。

一定の価格帯を推移しつつ、ある地点を境として一気に上昇していることがお分かりいただけるかと思います。

ここからわかることとしては、仮想通貨で投資をする際には長期的な視点で見た方が良いということです。

【引用】https://jp.tradingview.com/chart/

こちらは、2018年9月から2020年9月までを切り取った場合の推移です。

2年という長期間にもかかわらず、先ほどのような目立つ価格の上昇は見られません。

ちなみに、全期間の最大は「1BTC = 約1,250,000円」なのですが、この半年後には6,510,000円(約520.8%)まで値上がりしています。

2年でこれだったら、直近の相場で一喜一憂してもあんまり意味なさそうですね…

これまでの推移を見る限り、およそ5年ごとに大きな変動が起きる傾向にあるため、投資する際もそれくらい長い目で見た方が良いかもしれません。

仮想通貨の今後に対する専門家の見通し

2022年8月現在、仮想通貨全体の市場価格は全盛期に比べて大きく落ち込んでいます

長期的に見るべきとはいえ、やはり今後の行く末に不安を感じてしまいますよね。

この先では、専門家の意見を交えつつ、仮想通貨の今後の見通しについて解説していきたいと思います。

【ゴールドマンサックス】今後5年で10万ドルを突破する可能性

最初に紹介するのは、世界的な大手金融機関であるゴールドマンサックスです。

2022年1月に同社が発表したリポートによれば「今後5年以内に10万ドルを上回る可能性がある」としています。

>> CNN.co.jp – ビットコイン価格、10万ドルも 米ゴールドマン・サックスが予想

このゴールドマンサックスですが、仮想通貨に対して長らく保守的な立場をとっていた企業として有名です。

2017年には、ロイド・ブランクファイン(Lloyd Blankfein)旧CEOが以下のような発言をしています。

ビットコインについては、まだ検討段階だ。答えは出ていない——支持も否定もしない。紙幣が金に取って代わられた時も、人々は懐疑的であったことを知っている。

しかしながら、近年では顧客へのニーズをうけて事業を強化するなど、仮想通貨に対し好意的な姿勢を見せています。

また、JPモルガンチェースなどの大手金融企業も参入を果たしており、今後さらに仮想通貨市場が拡大していくことが予想されます。

【パウエル氏】2022年は劇的に下落する可能性あり

次に紹介するのは、米国を拠点とする仮想通貨取引所「クラーケン(Kraken)」のCEOであるジェシー・パウエル(Jesse Powell)氏です。

パウエル氏によれば「ビットコインの価格が4万ドル以下まで落ちこむ可能性がある」としています。

この見解は2021年12月17日に出されたものなのですが、その1か月後には予測通り価格が4万ドルを切る形となっています。

一方で、パウエル氏は次のようにも主張しています。

8月にパウエルは2021年の年末か2022年の初めにビットコインの価格が10万ドルまで上昇することがあり得ると話していたが、その事を指摘されると、「相場の先行きを予測するのは難しい」と述べつつも、長期的には強気の見方を崩していないと主張した。

「ロングタームのトレンドを見ると、ビットコインは一貫して上昇基調にある。私がいつも人々に言っているのは、ビットコインを買おうと思うなら、5年以上のスパンで考えるべきだということだ」と、パウエルは続けた。

【引用】Forbes JAPAN – ビットコインが2022年に大幅下落の可能性、クラーケンCEOが指摘

これらの見解から、専門家であっても直近の相場を的確に予測することは難しいことがうかがえます。

またビットコインを買う上では、やはり5年以上の長期的なスパンで検討したほうが良いと言えそうです。

【コン氏】5年以内にEHT(イーサリアム)が首位になる可能性

ビットコインだけでなく、それ以外の通貨に対する見解もみていきましょう。

最後に紹介するのは、デジタル資産専門投資会社「BKキャピタル(BKCoin Capital)」のDeFiポートフォリオマネジャーであるレン・ユー・コン(Ren Yu Kong)氏です。

Defi(分散型金融)とは、中央管理者(銀行など)を介さずユーザー間で取引を行う金融システムのことです

コン氏によれば「今後5年以内にイーサリアム(ETH)がビットコインの時価総額を追い抜く可能性がある」としています。

>> BUSINESS INSIDER JAPAN – 「イーサリアムは5年以内にビットコインを抜く」専門家が予想する3つの根拠

この予想はコン氏だけでなく、ゴールドマンサックスも同様の意見を述べています。

ブロックチェーンや分散型金融に特化した投資企業パラフィ・キャピタルのパートナーのサンティアゴロエル・サントス(@santiagoroel)によると、ゴールドマン・サックスのアナリストは、「価値の保存先を決定する上で実際のユースケースが重要であることを考えると、イーサリアムはビットコインを追い越して支配的な価値の保存先になる可能性が高い」と述べた模様だ。

(中略)

「ほとんどの分散型金融(DeFi)アプリケーションはイーサリアムネットワーク上で構築されており、NFTのほとんどはイーサを使って購入されている。ビットコインに対してイーサの取引数が多いのは、この優位性を反映したものだ」と、アナリストは述べた。

【引用】Forbes JAPAN – イーサの価値はビットコインを超える、ゴールドマンが予測

イーサリアムは、仮想通貨としての機能性の高さから、NFTなど幅広い分野で急速に広まりつつある銘柄です。

時価総額はビットコインに次いで2位をキープしているものの、その差はおよそ倍近くあります(2022年8月現在)。

しかしながら、イーサリアムに対する各方面での期待をふまえると、今後その価値が上昇する可能性は大いに考えられるでしょう。

これから仮想通貨を購入する場合の注意点は?

これらの見解をふまえて「今のうちに仮想通貨を買っておきたい!」と考える方もいるかと思います。

ここでは、仮想通貨の購入を考える際に注意すべき2つのポイントについて紹介します。

  • 余剰資金で投資を行う
  • 最初は少額から始めるようにする

投資は基本的に自己責任の世界なので、よく考えたうえで最終的な判断を下すことをオススメします!

余剰資金で投資を行う

余剰資金とは、手持ち資金のうち生活費や予備資金をのぞいた、生活に支障の出ない範囲のお金を指します。

投資をするうえでは、この「余剰資金」が非常に重要になってきます。

というのも、余剰資金以上のお金を投入してしまうと、最悪ライフプランに大きく支障が出る可能性があるからです。

でも、仮想通貨は今後伸びる可能性が高いみたいだし、多少無理してでも買っておいた方が得なんじゃないかな…?

仮想通貨の相場には、以下をふくめ様々な要素が絡んできます。

  • 国際情勢の変化
  • 国や企業の参入・撤退
  • 仮想通貨のシステムアップデート
  • ユーザーによる大量購入・売却

どんなに投資の知見を持つプロだとしても、これらすべてを考慮して絶対的な予測を立てることは不可能です。

また、投資をあてにして必要以上に資金を投入すると、相場の浮き沈みで神経をすり減らしてしまう恐れもあります。

仮想通貨を購入する際には「最悪ぜんぶ無くなっても問題ない」くらいの心づもりでやりくりするようにしましょう。

最初は少額から始めるようにする

仮想通貨の相場というのは、5年以上の長期的なスパンで考える必要があります。

言い換えれば、直近の相場における価格の浮き沈みが、全体に影響するものだとは限らないということです。

数か月ぶりに下落している今がチャンス!
この銘柄は将来価値が上がるから、絶対買っておくべき!

このような情報が上がっていたとしても、「長い目で見た時に本当に得なのか?」をその時々で判断するのは非常に困難です。

そのため、投資初心者の場合は少額ずつ・期間を分けて購入することをオススメします。

ちなみに、これらの考え方を取り入れた投資方法の一つとされるのが「積立投資」です。

よく聞く「つみたてNISA」も、積立投資を用いた制度ですね!

国内の仮想通貨取引所のなかには、仮想通貨の積立サービスに対応しているものもあります。

詳しくはこちらの記事で紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

まとめ

この記事では、仮想通貨の今後の見通しや将来性の有無について解説しました。

これから仮想通貨を購入する際のポイントは、以下の通りです。

  • 仮想通貨で投資をする場合は、5年以上の長期で考えたほうがいい
  • 専門家の見解として、今後は価格が大きく伸びる可能性が示唆されている
  • 一方で、2022年は大きく下落するといった意見もある
  • 仮想通貨を購入する際は、余裕をもって少額から始めることが大事

初心者におすすめの仮想通貨はこちらの記事で紹介してるので、ぜひ参考にしてみてください。

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