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【初心者必見】イーサリアム(ETH)とは?特徴や今後の見通しをわかりやすく解説

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仮想通貨について調べる際に「イーサリアム(ETH)」を知ったという方も多いでしょう。

なかには「それなりに人気はありそうだけれど、ビットコインと何が違うの?」と疑問に思った方もいるかもしれませんね。

この記事では、イーサリアムの概要やビットコインとの違い、今後予想される値動きについて解説してきます。

目次

イーサリアムとは?仮想通貨における立ち位置

イーサリアム(ETH)は、全仮想通貨のうち時価総額が2位の銘柄です(2022年9月時点)。

仮想通貨における「時価総額」とは、取引する規模の大きさを表します。

時価総額 = 通貨の価格×発行数量

  • 需要が高い銘柄ほど、通貨の価格も高くなる
  • 発行数量が多ければ、よりたくさんの人が通貨を取引できる

時価総額が大きいほど、売買する度に大きな額が動くため、それだけ「銘柄の人気が高い」ということになります。

イーサリアムの特徴

イーサリアムの特徴は、大きく4つです。

  1. スマートコントラクト機能の搭載
  2. プラットフォームの役割も兼ねそろえている
  3. 発行上限や半減期がない
  4. PoSによる承認作業を行っている

①スマートコントラクト機能の搭載

「スマートコントラクト」は、契約を自動で実行することができる機能です。

ここでいう契約は、取引するための条件と、それが満たされた場合の対応方法を指します。

たとえば、「○月○日になったら500円分のイーサリアムを買う」みたいな感じですね!

契約の自動化することのメリットは、大きく2つあります。

  • 第三者の確認を必要としないため、コストの削減に繋がる
  • ブロックチェーン技術を用いているため、データの改ざんにも強い

第一に、誰かの承認がなくても契約が実行できるため、人件費が一切かかりません。

また、ブロックチェーン技術を用いて契約内容を管理しているので、安易にデータを改ざんされる心配もないというわけです。

②プラットフォームの役割も兼ねそろえている

じつを言うと、「イーサリアム」は仮想通貨を表す言葉ではありません。

本来は、スマートコントラクト関連のシステムを展開する「プラットフォーム」を指します。

プラットフォームとは、システムを運用するために必要な「基盤環境」のことです

プラットフォーム内で使用される通貨(イーサ:ETH)を、日本ではまとめて「イーサリアム」と表現しているようです!

イーサリアムを利用すれば、スマートコントラクト機能の知識がなくても、システムへ手軽に組み込むことができます。

つまり仮想通貨に限らず、契約を必要とする幅広い分野で業務の効率化が期待できるということです。

またイーサリアムでは、開発したシステム上で使用できる「トークン(独自の通貨)」を発行できます。

そのため、NFTを発行・売買する際のベースにも活用される場合が多いです。

③発行上限や半減期がない

多くの仮想通貨では、発行数を制限したり、発行ペースを半分に減らす「半減期」を設けたりしています。

その理由は、市場に流通する量を調整することで仮想通貨の希少価値を高めるためです。

ですが、イーサリアムには発行上限も半減期も存在しません。

そのため、他の銘柄と比較して価格が上昇しにくい分、安定した供給が期待できるといわれています。

④PoSによる承認作業を行っている

仮想通貨の取引を成立させるためには、有志ユーザーによる承認作業が必要となります。

これは、仮想通貨が特定の管理者を持たない運用方法をとっているためですね!

「有志ユーザー」を決める方法は主に2つありますが、イーサリアムではPoSでの承認を採用しています。

  • PoW(プルーフ・オブ・ワーク)…承認時の計算を早く解いた人に割り当てる
  • PoS(プルーフ・オブ・ステーク)通貨を多く持つ人に優先して割り当てる

PoSの場合、承認者が決まってから計算作業を行うため、PoWの課題となっている「膨大な電力消費」を必要としません。

そのため環境にやさしく、SDGs(持続可能な開発目標)にも適した方法とされています。

イーサリアムとビットコインの違いは?

項目イーサリアムビットコイン
価格約19万円約280万円
時価総額約23兆円(2位)約54兆円(1位)
発行上限なし2,100万枚
送金時間約15秒約10分
承認方法PoSPoW
役割プラットフォームデジタル決済手段
強み幅広い分野への展開が期待できる仮想通貨の代表格として人気がある
【参考】https://coinmarketcap.com/ja/all/views/all/ ※2022/9/29時点

イーサリアムとビットコインには、様々な違いがあります。

ですが、一番の大きな点としては仮想通貨の役割といえるでしょう。

ビットコインは「決済手段」に特化した銘柄ですが、イーサリアムにはプラットフォームとしての立ち位置もあります。

とくに「スマートコントラクト機能」は汎用性が非常に高く、今後も幅広い分野への展開が期待できる技術です。

そういった背景から、イーサリアムの価値も急速に高まっている状況となっています。

【専門家の見解】イーサリアムの今後の見通しは?

イーサリアムが気になってはいるものの、この先本当に価格が上がるのか?と不安に感じている人もいるかもしれません。

この先では専門家の意見を交えつつ、イーサリアムの今後の見通しについて解説したいと思います。

投資は基本的に自己責任の世界なので、よく考えたうえで最終的な判断を下すことをオススメします

イーサリアムがビットコインを超える可能性も

最初に紹介するのは、デジタル資産専門投資会社「BKキャピタル(BKCoin Capital)」のDeFiポートフォリオマネジャーであるレン・ユー・コン(Ren Yu Kong)氏です。

Defi(分散型金融)とは、中央管理者(銀行など)を介さずユーザー間で取引を行う金融システムのことです

コン氏によれば「今後5年以内にイーサリアムがビットコインの時価総額を追い抜く可能性がある」としています。

>> BUSINESS INSIDER JAPAN – 「イーサリアムは5年以内にビットコインを抜く」専門家が予想する3つの根拠

この予想はコン氏だけでなく、大手金融機関であるゴールドマンサックスも同様の意見を述べています。

ブロックチェーンや分散型金融に特化した投資企業パラフィ・キャピタルのパートナーのサンティアゴロエル・サントス(@santiagoroel)によると、ゴールドマン・サックスのアナリストは、「価値の保存先を決定する上で実際のユースケースが重要であることを考えると、イーサリアムはビットコインを追い越して支配的な価値の保存先になる可能性が高い」と述べた模様だ。

(中略)

「ほとんどの分散型金融(DeFi)アプリケーションはイーサリアムネットワーク上で構築されており、NFTのほとんどはイーサを使って購入されている。ビットコインに対してイーサの取引数が多いのは、この優位性を反映したものだ」と、アナリストは述べた。

【引用】Forbes JAPAN – イーサの価値はビットコインを超える、ゴールドマンが予測

イーサリアムの技術は様々な場面で活躍しているため、それらの観点からも高く評価する声が多いようです。

2025年には価格が2万ドル近くになると予想

次に紹介するのは、2021年5月に行われた英紙インディペンデントの調査結果。

32名の学者とアナリストに対して実施した調査によると、25年までの上値余地は平均で「1万9,842ドル」となっています。

イーサはビットコインと同様に機関投資家に受け入れられるようになるかとの質問に対しては「大いに」と「ある程度は」を合わせて75%超が「そう思う」と回答した。

一部の回答者は「DeFi(分散型金融)」のアプリの多くがイーサの基盤システム「イーサリアム」のブロックチェーンを利用していることを指摘。この点でイーサはビットコインよりも先進的であるとし、機関投資家に広く受け入れられる可能性があるとの見方を示した。

【引用】 IG – イーサ、25年までに2万ドルへ 現状では過小評価との見方も—調査

調査当時の価格は約3,900ドルでしたが、2022年9月現在の価格は約1,300ドルと大きく下がっています。

ですが、仮想通貨の値動きは非常に大きいことで有名です。

現在は「1BTC = 約20,000ドル」のビットコインも、5年前の価格は約4,000ドルだったため、この先大きく伸びる可能性も十分考えられるでしょう。

今後10年以内で時価総額20兆ドル以上の予想

最後に紹介するのは、米国の資産運用会社「ARK」で公表されたレポート内容です。

こちらでは、イーサリアム(ETH)の価格が、今後10年以内に時価総額20兆ドル以上になると予測しています。

価格としては、大体「1ETH = 約17~18万ドル」ですね!

ARKのレポート「ビッグアイデア2022」の予測は、イーサリアムネットワークの有用性と効率性が急速に成長したことを前提としている。過去2年間のネットワークの成長は、分散型金融(Defi)によるものだが、ARKはDeFiについて「仲介手数料やカウンターパーティリスクを最小限に抑えながら、相互運用性や透明性、金融サービスの向上を約束する」ものだと述べている。

ARKは、イーサリアムのスマートコントラクトと分散型アプリ(Dapps)が「将来的に伝統的な金融機能に取って代わる」だろうと予測する。イーサリアムベースのスマートコントラクトを通じて、銀行や貸付機能、取引所、証券会社、資産管理、保険、デリバティブといったものがカバーされると強調する。

【引用】COINTELEGRAPH – 2030年 イーサリアムの時価総額は20兆ドル、ビットコインは28.5兆ドル=ARKインベストが予測

上で紹介した2つにも共通しますが、やはり技術面に対して期待する声が多いようです。

とくに、「スマートコントラクト機能」は金融分野と相性がいいため、それらと連携することで急速に価値が上がると予想されています。

まとめ

この記事では、イーサリアムの概要やビットコインとの違い、今後予想される値動きについて解説しました。

イーサリアムについてまとめると、以下のようになります。

  • イーサリアムは、仮想通貨全体で時価総額2位の銘柄(2022年9月時点)
  • 契約の自動実行が可能な「スマートコントラクト機能」がある
  • ビットコインとの大きな違いは、プラットフォームの役割も兼ねそろえている点
  • 技術の汎用性の高さから、「将来性が高い」と評価する専門家も多い

イーサリアムはその人気の高さから、大半の仮想通貨取引所で売買が可能となっています。

当ブログおすすめの仮想通貨取引所はこちらの記事で紹介してますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

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